複数の作品、複数の作者と膝を突き合わせて臨むことで、かくも小説とは奥深さを増すものかという発見のある講座でした。 意見の交換、感情の交感、ことばが届けられることの交歓、これこそは読む・読まれるという作品を評し合う場にあらわれる醍醐味――これをさて、どのように書けばいいかといえば、参加できてとてもよかった、この一言に尽きます。 (古川真人)